向島 美家古で季節の美食を味わう 平成30年10月27日(土)11時30分~ 実施
美家古は大正時代創業で、2011年(平成23年)に、国の登録有形文化財(建造物)に登録された、向島見番通りで漆喰の白壁が印象的な割烹料亭です。
10月27日は天気予報では傘マークが出ており、お天気を心配しましたが、そんな心配もいらないような陽気でした。
美家古の門をくぐると、玉砂利と敷石がしかれた前庭を通り、玄関となります。
「美家古別館」と木の形をした看板がありました。近くに本館があったそうですが、戦災で焼失し、別館だけが残ったそうです。
玄関に入り、天井は秋田杉の板を3枚使ってあるとか。余りの大きさにびっくりです。
中に入ると、季節の果物や花でお出迎えです。また、建物内に中庭があり、その中庭を見ながら、お太鼓橋のような廊下を渡って、2階の大広間に行きました。前庭、中庭、奥の庭と3つのお庭がありました。
大広間には、25人分のお料理が、各々のお膳に用意されていました。
お膳には先付、前菜が用意されて、亭主の書かれたお品書きと、季節を感じさせるススキと紫式部が添えられていました。出汁にこだわり、出汁だけで味付けしているとかで、ちょっと薄味ですが、美味しかったです。ちょっと贅沢な昼食でしたが、目の保養と舌鼓を打つお料理に大満足でした。ごちそうさまでした。
食事の後、亭主の案内で大広間の他に4つの座敷を見学しました。
大広間の天井造作で土壁が使われており、汚れかなと思っていたのが模様だそうで驚きました。
また、船底を思わせる船底天井の座敷もありました。部屋ごとに天井、床のデザインや材料も違い、各々の座敷の雰囲気が違っていました。